その心我が手の中にあり

看護の社会に男性が入職するようになった現代においても、看護師は女性が働くというイメージが強い職場でもあり、時として病院で女特有のドロドロとした人間関係に足をすくわれることも考えられて、その泥沼のような環境に捕まろうものならば、あっさりと自分の心をもドロドロとしてしまうかのような精神状態に陥ってしまうのです。女心は秋の空というくらいに女性の心とはその日によってコロコロと変わるものだと考えられて、そうした心情に振り回されている男性も少なくないと思うのです。特に、付き合っている女性がわがままな性格であったのならば、その移ろいやすい心に付いていけなくなり、あえなくその女性と別れることになるのは往々にしてあることだと思うのです。反対に女性の方からしてみたら、「単に女心が分かっていないだけでしょ、ホント男って自分勝手よねぇ」とおっしゃることが目に見えているだけに、男性の方から女性の態度を改めてほしいということをなかなか言い出せないのだと思うのです。しかし、そうした女心をホイホイと巧みに操るかのようにして女性を口説き落とす方がおられるのも事実ですし、女心を制する者は恋愛をも制すると言っても過言ではないくらいに女性との交際に長けていることがうかがえてくるのです。いかにも、そうした名言はプレイボーイが言いそうなことであり、その名言を一種の称号として捉えている世の男性は、自分こそが女心が分かっている恋愛マスターなんだ、という方が女心を研究していくことに余念がないのでしょうね。突き詰めて言えば、「お前のハートは俺のものなんだ、だから黙って俺に付いてくれればいいんだ」というナイスガイさながらな言葉が聞こえてきそうなのです。そのセリフを聞いた女性が思わずコロッといくことを期待して、自分が発した言葉の重みを実感していることでしょう。そのセリフを言おうものならば、言っている本人さえもしびれてしまうくらいのナルシストさを肌身に感じるのだと考えられるのです。まるで宝石を追い求めているかのようにして、自分がゲットしたい女性に一心不乱に入れ込んでいき、どのセリフが女性を落とすのに適しているのかを頭の中で試行錯誤していることがうかがえてきます。その眩しいくらいに光り輝く存在に心を奪われた瞬間から、その女性を何が何でも自分のものにしていこうというプライドが喚起されていくのです。極端に言えば、「あなたの身も心も俺のためにあるものなんだ!そして、あなたも俺のことが欲しいと言ってくれ!」というくらいの熱烈なアプローチが予想されていくのです。

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